もうすぐ春ですね〜♪

「もしもし、磯部さん?何かお花あります?」「ごめんなさい、今何もないのよ」最近よく交す電話でのやり取り。でもそんなときは何となくうれしい、お花屋さん気分。
 「お花を作っているいそべさん」と声をかけてもらえるようになって、本当にいつも花が咲いていたらいいのになぁー、とはいつも思うこと。
 街の花屋さんでは今ピンクや黄色に白と、一足早く春を売っているようで、つい気持ちがはずんでしまいます。
   春に咲く花を数え上げたらきりがないけど、皆さんはどのくらい言えるかしら?まだまだ早春の庭やベランダに花たちが、顔を出すにはちょっぴり早い。まちきれずに部屋で咲かせたパンジーやビオラはグラスなんかにそっと生けると春って感じでとっても素敵。
 でも何といっても、一番のおすすめは、フリージア。黄色があまりにも有名で、芳香剤にも使われるほどさわやかなかおり。新鮮なものほど良いかおりなので10本程窓辺にいけるだけで家中が春。
 先日の卒業式でも、子供達から感謝の気持ちがこもった、赤いカーネンションを私達が受け取り(ニクイ演出)うるうる。そして子供達は、担任の先生から白いフリージアを渡されお別れしました。
 こんなふうに一本の花が人の心を和ませてくれる、なんて素敵なんでしょうね。今ハウスには、フリージアの葉が、30センチメートル程にのびています。あと一月くらいで、咲きそう。そして、昨日はトルコぎきょうの、種もまきました。
 そう、もうすぐ春なんですねぇ!


苫小牧民報 1996年(平成8年)3月30日(土曜日)掲載


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